ほんとはね
今回
免許更新
しないでおこうと思った
初夏に便りが届いて
それずっと考えてた
マスクしてまで行く価値は果たしてあるのだろうかと
でもね
せっかく取った免許
手放すの怖くて
恐れから
マスクしてでも
やっぱ更新しといたほうがいいのかなって
有効期限2日前重い腰上げて
夏の名残り感じる中
一泊二日の旅をした
でもね
やっぱしなくてもよかったなって感じた
5年ぶりに行ったセンター施設は
お約束どおり
みんなマスク
だからマスクしてると妙に丁寧で優しい
そして書類手続きした後の視力検査
裸眼ギリギリパスしたわたしは
眼鏡購入を勧められた
さらにそのあとの写真撮影は
芋洗い的な流れ作業
はいどうぞー
マスクは外して膝の上に置いてくださいねー
はい撮りまーす
はいイイですよー
講習終えてその完成した写真をみて笑撃を受けた
5年前に同じ施設で撮った
プロ写真館のような写真
そして5年後
セルフィー以下も以下すぎる完成度
さらにはそれを受け取る前の講習
例の如く会場のデスクはそれぞれイミフ的トーメイ仕切り
スクリーンが見えづらい
そしてわたしが苦しくてちょっとマスクずらすとすかさず
スナイパー的に颯爽と歩み寄り
正しくマスクして下さいね…
正しくってなんやねん笑
そして講師のせんせーは
この環境を申し訳なさそうにいいながらも、、しょうがない的
わたしはこの信じられないような環境
道路交通のルールが存在するように
無言の圧力的サンミツ対策ルールが存在する
ありもしないころなというフェイクに
いつまで振り回されないといけないのか
あらゆる環境にマヒさせられていたことを
落とし込んでいるのに
わたしはなぜこんな不可思議なコントショーを観覧しているのか
右耳から左耳へとトークが通りそして消えていく
うわべだけのいつわり的講習を1時間受ける
終了後はすかさず関係者の面々は
デスクを消毒的シュッシュふきふき
わたしは目的の品を受け取ったのちに部屋を出ようとすると
関係者が無言でチラシ的紙をわたしに手渡す
内容は忘れたが
即手放し確定の事案
そして笑撃的免許証を財布にそっとしまい
わたしは出口へ出た途端
口に覆っていた布を外し
大きく深呼吸したあと
次なる目的地へとクルマを走らせた
∞
陽子