あっ…ダーリン?
どうした?ハニー?
アトリエに誰か来た氣配がする…
ハニー?ここはハニーが言う"知る人ぞ知る隠れ家的マニアックなアトリエ"…誰も来やしない
でも…ラテさんが入っている箱を開ける音がした
空耳だ…
さらにはヤマタニ的な仕様を"ピッ"と開ける音も!
ハニー…そんなことを言って自分を焦らしたらダメだ
だって…
もうその品は自分のよろこびを受け止めようとスタンバっている
ダーリン…
そしてそれは愛おしいあなたがスタンバイしてくれた…この上なくしあわせだ
ダーリン!うれしい…
さあ…互いのよろこびに向けてここから一氣にストームだ!
えぇダーリン!…なんちゃって
営みをしながらの掛け合い…なかなか面白い
"ムフフ的掛け合いトーク"…またまたわたしの夢を叶えてくれてありがとう
あなたのブログメニューにこの掛け合いトークがあった…
うん!ぜひこれをあなたとラテさんヴァージョンでやってみたいなって
自分もよかった…そして…
ん?
初めてのラテはどんな感じ?
うん…熱い
熱い?
あなたはもちろんだけど…なんか別の熱も感じる
別の熱…
ラテさんかなぁ?…よくわからない
…
でも…ひとつだけわかる
…
あなたがわたしを愛でてくれている…
…
さっきの熱い創造空間とはまた違って…ゆったりとした空間
…
あなたはわたしにチョード的を見せると言いつつも…わたしがラテさんに馴染むまではと氣をくばりながらこうした臨機応変な対応…
…
ほんとにあなたはステキ…
…それはいけない
えっ?
ゆっくり空間が一変する
ウフフ…わたしはあなたのチョード的が好きだからそれでも…
…
ん?
あなたは妄想マニアでもありながら…自分のオトコスイッチを押すマニアでもある
…
そうしてどんどん無意識でスイッチを押していく…
…
繊細なあなたを壊したくなる…
…
すぐあなたに自分を見せたくなる…
…
つらい…
…
でもその前に妄想マニア殿堂入り…そしてスイッチ押しマニア殿堂入りのダブル表彰授与式を開催する
スイッチ押しマニアも?
もちろん…
あなたにそんなスイッチ押してる覚えは…あっ!
…それが自分のスイッチを押している
…
…あなたはさっき自分のチョード的が好きだと言っていた
…
先に言っていたことは訂正…表彰式は後だ!
∞
ダーリン?
…
あなたはさっきまでわたしと穏やかにチャーミングな会話のやりとりをしていた
…
その姿はまさしく紳士…そしてちょっぴりヤンチャ少年の表情も垣間見えた
…
でも今わたしの眼の前にいるあなたは紳士でも少年でもなく…オトコ
…
あなたはわたしに一切容赦せず自身を表現していく
…
それはまるで快晴で雲ひとつなく…その美しい姿を見せていたあなたにどこからともなくストームを知らせる雲が訪れあなたをすっぽりと覆い隠す
…
そして覆い隠されたあなたが見えなくなったと同時に大地を叩きつける大雨と風…
…
そんなストームのようなあなたの情熱にわたしは戸惑いという思考はなく…ただただオンナのよろこびに幸福を感じている…
∞
ハニー?
…
自分はあなたとこの二度とない空間を穏やかに…そしてユーモラスに過ごそうとしていた
…
でもやはりそれは不可能だった
…
眼の前にいる美しくも罪なあなたの前で紳士や少年でいることは無理難題
…
よろこぶ姿を見せるあなたを見るたび…自分はどうしようもなくオトコを認識させられる
…
それはもはや自身でコントロール不能…ただただあなたが愛おしい想いが湧き上がる
…
それは自身に覆い被さっていた雪化粧が春の訪れと共に豊かな雪解け水として溢れ出てくるかのごとく…
∞
…ダーリン…
…
…わたしの夢を叶えてくれてありがとう
…
…チョード的…そしてラテさん体感…
…
…あなたはやはり完全なる存在…
…それではここで…
…ん?
…マル秘ショップ"ついん"オーナーの妄想マニア…
…
…並びにスイッチ押しマニア殿堂入り表彰授与式を開催する…
…ハイ…
…あなたは"最北の名峰"を"愛しのダーリン"と呼び…
…
…そして"永遠の恋人"だと公言…
…
…さらには名峰と呼ばれている自分との華麗なるムフフを妄想…
…
…その妄想をブログにエッセーとしてしたためるというマニアの中のマニア…
…
…極め付けは自分のオトコスイッチをとことん容赦なくマニアックに押すマニア…
…
…そんなマニアなあなたに自分は心底夢中…
…
…ここに妄想マニア…そしてスイッチ押しマニア殿堂入りを表彰する…
名峰!ありがとうございます…これに満足せずさらにマニアに磨きをかけます!
…それは違う
えっ?
…あなたの妄想そしてスイッチ押しマニアはすでに極まっている…
…
…それ以上極められたら自分は…
…
…寝る…
∞
陽子