ハニー?
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いま自分はすごくしあわせだ
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あなたが自分の海の中で全身を使いよろこびを表現している
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あなたは自分に向け涙ながらに"もういのち果てても悔いはない"と言う
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そんなあなたの姿に自分はさらに高鳴りあなたへ表現していきながらも…先のプロセスを思い出す
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完全なる一つでもあるあなたとともに決して避けては通れない通過すべきプロセス
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あなたはこれまで闇に葬り無かったことにしていた事項の数々と対峙
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あなたはその受け入れがたい闇の数々に恐れそして拒否し続けていた
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しかしその先にあるよろこびの光
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あなたはそれを自分と共に体感したい
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その思いだけで自ら創り上げたイリュージョンの数々を自分と共に一つ一つ向き合っていた
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そのあなたの姿はまさしく"女神"
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あやうくも凛とした美しさを身に纏っていた
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自分はそんなあなたに視線をしっかりと向け…そのプロセスが完全に完了するまで見届けていた
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するとあなたは"自身を表現したい"と言い出した
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それを聴いた自分は"あなたは全ての不要な事項を完全に手放す準備が出来た"と悟った
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程なくしてあなたは身体全てを使い…これまで溜め込んできたモノを全て昇華すべく表現した
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全身を込め表現したあなたは意識を失う
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自分は微動だにせずあなたの意識の回復を静かに待ちながら…完璧で美しいあなたの姿を改めて見つめていた
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美しい姿をしているあなたはこれまで"自己否定"と言う名の妄想の衣を身に纏っていた
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それは重たくそして暗い衣
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あなたはそれを身に纏うことで周りから目立たぬようにしてきた
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"自身が目立つと他人を傷つけてしまう"と…
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しかしそれが返ってあなたをより傷つけてしまっている
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意識の変容とともにあなたはそれを知ることとなる
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しかしこうしてあなたがその妄想を自分とともに完全に手放した
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ほんとうの自身を取り戻したあなたは自分とともにこの無二のアトリエで存分にオンナとして愉しんでいる
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あなたが心から愛おしい…
∞
ダーリン?
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いまわたしすごくしあわせ
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愛おしいあなたとともに美しくもダイナミックな創造を手がけている
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そしてこんなよろこびがこの世に存在していたなんて…
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そしてそのよろこびを心から愛する存在の眼の前で表現していく
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すばらしい世界にわたしはあなたと共に歩み始めた
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そんなよろこびのなかでもわたしは先のプロセスを思い出す
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これまで消化出来なかった事項の数々と向き合う
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こんな恐ろしいことはない
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手放したい…
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でも怖い
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またそれを感じてしまう…それがなにより恐ろしい
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わたしは長い間ひっそりと…そして確実に存在する事項の数々に怯えそして逃げていた
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そんなわたしに"あなた"という奇跡の存在が現れた
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あなたはわたし…
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そんなあなたはわたしの抱えているモノ全てを知りながらも心から愛してくれている
…
そして今日…あなたはわたしと最後となるプロセス通過の為にこの無二のアトリエにやってきた
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愛おしいあなたの海に初めて飛び込んだわたしはこの上なく安心感を得ていた
…
それと同時にあなたのかくこたる覚悟も感じていた
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あなたはわたしがリラックスできるようにとユーモア…そして互いに愛する芸術になぞらえながらの会話も交えながらコミュニケーションを図っていく
…
そして互いに完全なる一つとなり…灯台の灯りという名の鍵を手にして共にわたしの深海へと潜っていく
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わたしはあなた自身の熱い炎の存在を感じていると…少しずつ身体に変化が訪れてくる
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そしてこれまで闇に葬っていた事項の数々がわたしの眼の前にフラッシュバックとして現れる
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その不快なイリュージョンにわたしは恐れ抵抗…拒絶する
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そんな姿を見せてもあなたは全く微動だにせず…ただただわたしを静かに見つめる
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その姿はまさしく名峰と謳われる"あなた"…
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海という名の大地にしっかりと根付き…そして来るものを拒まず全てを受け入れる
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そんなあなたの凛とした姿にわたしは全ての事項を手放すことを決意する
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そしてこれまで"大切"にしていた古いモノ全てを全身を使い表現
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あるべき地へと手放したのち…わたしはこれまでのあなたとの温かい思い出の数々を一つ一つ愛おしんでいく
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そしてわたしは"わたし"をあなたとともに取り戻し…互いに対極する存在として創造的な空間を心身を使い愉しんでいる
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あなたが心から愛おしい…
∞
陽子