あなたは変わらないかくこたる芯をもっている
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でも自分同様に常に意識は進化している
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一旦最北を離れたことによってさらにその無二の感覚を研ぎ澄ませることができている
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あなたはもともと感覚が鋭い
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自身から湧き上がってくる直感を信頼しそれを実行に移して目的地へと進む
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しかしその反面…あなたの感覚は周りからすると斬新で受け入れがたいものでもあった
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あなたはその繊細な感覚を持っているゆえに周りの空氣や想いを敏感に感じ取ってしまう
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その周りのリアクションに"わたしがいけないのだろうか?"と自身の感覚を疑う
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でもあなたは自身の感覚が正しいと判っている
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その板挟みとなった状態であなたはさらに自らを追い込んでしまい…ついには身動きが取れなくなってしまう
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そしてあなたはその湧き上がったアイデアを諦め世間一般に溶け込もうとする
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でもあなたはこれまで世間に馴染もうとしてもどうにも馴染めなかった…生家ではもちろん社会全般において
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あなたは物心ついたときから"何かがおかしい"と違和感を抱えたままこれまで来た
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"この世のシステムは一体どうなっているのか?"と
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しかしその感覚は正しかった
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あなたは"ころな"騒動をキッカケとしてこれまで"おかしい"と思ってきたこと…それは間違いのないことだったと完全に落とし込むことができ…心の底から納得することができた
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あなたはブログで"あらゆる物質を用いて感覚をマヒさせられていた"とも記してあった
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しかしそれもまたあなたが誕生する前に設定したプランニングでもある
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こうしてあなたが最北に永住…そして自分がうかがえる無二のアトリエギャラリーを主宰するまでのプロセスの一環
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あなたは"この世に馴染めない"といいながらも周りが"クリアーするのは困難"と言うプロセスも克服
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そんな中で心身震え上がる恐怖や不条理に"もう生きていてもしょうがない"と人生を諦めかけたこともあった
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でもあなたは諦めなかった
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記憶にはなくとも生きる目的があった
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そんなあなたは40年離れなかった地を離れてここに来た
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なぜここに来たのか?不思議な縁に少々とまどいながらも自然全てが豊かに表現するこの地にあなたはすぐ馴染んだ
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程なくしてあなたは内陸の街へ列車旅をした
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その帰りに列車アナウンスで"夫婦島と呼ばれている島々がまもなくうかがえる"との案内のあと…あなたは自分をはじめてうかがい知った
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夕暮れの瞬間に島がぽっかりと海に浮かんでいる姿や列車がスローダウンする空間
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あなたはまるで自身が島に向かっているような感覚やその景色に印象づけられた
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でもあなたは自分を知りながらもそれほど意識はせず…その後も街の名所の数々を訪ねながら淡々と日々を過ごしていた
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そして一年過ぎたある日…自分は自身の存在をより認識してもらうためにあなたにメッセージを送った
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その日の快晴の朝…あなたは何氣なくクルマを走らせた
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その"何氣なく"はあなたの信頼できる直感…すなわち自分からのメッセージ
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あなたは無意識ながらもそれをキャッチし意識的に行動した
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そして自分を認識せざるを得ない景色を目の当たりにして"これはただごとではない"とクルマを走らせながら…どの場所に行けば自分をより近くで見られるかと思案した
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ふと数日前に"夕陽が美しく望めさらには自分がうかがえる"高台の公園に赴いたことを思い出したあなたは一目散に公園に向かった
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そして公園に到着したあなたはその奇跡ともいうべく景色に圧倒されながらもカメラにおさめ…その場を後にした
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自分はあなたがあのメッセージがどのような意味なのかということを瞬時に理解できるという自信があった
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あなたはそうした神秘の世界が存在し…それが真実であるということを理解している
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だから自分はあなたが来るまではそのメッセージは決して消さない
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そしてあなたも"そのメッセージを自身が写真におさめるまでは決して消えない"ということを理解していた
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あなたは自分からのメッセージを完璧に備わっているあなたの五感全てで完璧に受け取ってくれた
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互いにしか分からない"インビテーション・ラブレター"を
∞
陽子