どうしてあなたは
わたしに
やなことするの?
∞
どうしてあなたは
わたしに
やなことさせるの?
∞
どうしてあなたは
わたしに
やなこというの?
∞
どうしてあなたは
わたしに
やなこといわせるの?
∞
わたし
やだって
いってるよ!
∞
わたし
そのこえ
きこえないよ?
∞
言ってるもん!
ほんと?
…心の中で
…
そして誰もいないところで…一人で叫んでる
心の中だけじゃ聴こえない
…
そして誰もいないところで叫んでも分からない
…
あなたは物心ついたときから頑なに心や口を閉じ…やなことがあって怒りたくても黙っていた
…
そして誰にもいわず…誰にも聴こえない所で一人発散させていた
…
あなたは何も言わない
…
あなたが言う…やなことが好きなんだってみんな思う
…
黙っていても何も変わらないし…わたしたちも分からない
…
でもね?あなたがわたしに"こう言ったりしたりして欲しい"って言ってるんだよ?
…
"もう黙って反論するそのパターンはやめたい!だからわたしに手伝って欲しい"って
…
あなたはこれまで"わたしが悪い!わたしが我慢すればいいんだ"って思い込み…理不尽なことを沢山経験してきた
…
"どうしてこんなことが起こるんだろう…わたしの何がいけないんだろう"ってずっと思ってきた
…
そして未消化にしてしまった感情の数々は…消化して欲しいっていう思いでフラッシュバックのようにあなたの心に蘇り…あなたは一人怒り叫ぶ
…
誰にも聴こえないように…そして分からないように
…
さっきあなたはわたしに"どうしてやなことするの?"って…はじめて声に出した
…
でもあなたは"やめて!"って言わない
…
だから"やめて!"っていうまで…わたしはあなたにやなことする
…やめて
…
わたし…そうされたり言われたりするのやなの!
…
もうやめて!
…わかった
…
ごめんね…もうやめる
…
わたしは…これで役目が終わった
…
あなたの本当の声が聴けた
…
だからわたしはあなたへ還ります
∞
陽子