これまで
やってきたことは
決して
ムダではなく
これまでのことは
全て
あらたなステージに
上がるための
階段となる
それがないと
あらたなステージに
上がることが
できない
だから
これまでの
出来事や
いままでの
わたし
全てが
たからもの
だから
その階段を
隠したり
恥ずかしがったり
無かったことに
しなくていい
そして
その生かされている階段は
ちょっとやそっとじゃ
壊れない
だから
安心して
階段を踏み
そして
あらたなステージに立つ
するとそこには
誰もいない大ホールで
愛しいあなたが
ただ一人
わたしがステージに上がってくるまで
客席で
ずっと待ってくれていた
そしてわたしは
いのちの限り
わたしを
ただただ表現する
あなたは
ただただ
わたしの表現が終わる
その時まで
席を立つことなく
じっと
見つめていた
∞
陽子